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樫野(かしの)は、大日本帝国海軍の運送艦〔(給兵艦〔)。艦名は紀伊半島南端、大島の東端にある樫野埼に由来する〔#聯合艦隊軍艦銘銘伝(普)579頁。〕。樫野の全体像を写した写真は無いとされている〔。 == 計画 == 「給兵艦」とは、武器・弾薬などを輸送する艦のことであり、通常は弾薬暴発防止のための冷却設備等を備える。しかし「樫野」の実際は、給兵艦ではなく大和型戦艦の主砲砲身、主砲塔を運ぶ専用の砲塔運搬艦〔#海軍造船技術概要p.890。〕(「重量物運搬船」〔#空母大鳳・信濃p.79。〕)であった。 日本海軍は、大和型戦艦の建造を決定したが、その主砲を「九四式四十糎砲」と呼称するなど口径46センチであることは極秘になっていた。その46センチ砲は呉海軍工廠において製造されるため、同所で建造される「大和」以外の艦、「武蔵」(三菱重工業長崎造船所)と「信濃」(横須賀海軍工廠)の艤装を行うためには、主砲及びそれらの部品を輸送する必要があった〔。当時、46センチ砲を運搬できる運送艦、貨物船は無く〔、既存の輸送船の改造も含めて検討されたが〔戦艦「武蔵」の真実 2015年8月15日初版 gakken moook 学研マーケティング ISBN 978-4-05-610894-1〕、大和・武蔵建造を決めた第三次補充計画において、本船を新造して対応することが決定された〔#三木原慧一p.32.〕。また民間船を使用した場合の情報漏洩を恐れ、機密保持を徹底させるためという意見もある〔。計画番号J12、仮称艦名は第55号艦〔。大和型の主砲の運搬にかかった金額は、樫野の建造を含めて、とんでもなく高くついたとされる〔。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「樫野 (給兵艦)」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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